HOME KENTO図鑑 住宅にフォーカスする社長の熱意・・家づくりへの想いとは?

住宅にフォーカスする社長の熱意・・家づくりへの想いとは?

2019年01月10日

新年あけましておめでとうございます。
KENTO編集長の峰田です。
12月29日~1月6日まで年末年始休暇を頂き、故郷の静岡県三島市に帰省をしていました。
お節料理・年越しそば・お雑煮・お寿司を堪能し、2㎏ほど肥えて帰ってきました。
皆様は、年末年始を如何お過ごしでしたか。
さて、年明け1回目の更新は年末に取材をさせて頂いた国松工務店の伊藤社長へのインタビュー記事になります。拘りの強い伊藤社長の考える家づくりについてご紹介致します。
請け負った方はもちろん、同業者やメーカー役員からも定評のある国松工務店。土建屋や下請け事業から始まり、今やR+houseの加盟店として事業を運営しています。ノウハウにこだわる建築同業者自らの住居を任せられることも多く、絶大な信頼を得る秘訣に迫ります。
不得意と思っていたが・・今やとことん追求
―住宅には昔から大きなこだわりがあったのですか?
いえ、まったく違うんですよ。むしろ面倒で苦手意識がありました。元々は土建屋として創業し父の後を継いで工務店として起業。手がけるのは住宅もあれば事務所、マンション、商業施設もありました。ところが面倒と感じていた住宅にこだわることになった理由は、まず各人によるそれぞれの暮らしがあってこそ、生活仕様に合わせた家づくりの重要性に気づいたからです。それならば一生を過ごす家自体も住民も健康であり続けたいと願いました。そうなると住宅というものは、どこもかしこも課題が多くどんどん深みにはまって行き際限がないんですよね。もはや終わることのない研究のようです。
将来のライフステージまで見込み具体的イメージを探る
―家づくりとなると、リビング何畳といった漠然とした部分から入ることが多いですよね。生活に合わせた家づくりとはどのようなことでしょう?
収納を含め、まず初めの段階で具体的イメージを共有します。誰が服や靴をどれくらい持っていて、今後はどのように増えていき、現状から将来的に変化が見込まれることも想像するんです。お子様がいればなおさらですよね。どんな風にライフステージが変わりランドセルはどこに置くのか・・また、どのような掃除をするかを想定し利便性が広がるかも踏まえます。
―だいぶ具体的にイメージ化するのですね。
そうですね。毎日のことなので動線を考えて構築することこそが生活を中心とした家づくりを実現できます。これは将来的にとても重要で、あくまでも間取りなどの家に合わせた生活ではなく、そこに住む人間が中心ということです。たとえば二世帯住宅は、実体験もありますが(笑)女性を中心として生活が廻っていきます。日常を具体化することが家族円満の住みやすさに繋がっていきます。この家事は誰するのか、分業なのか協働なのか、互いの配慮になり結果として心地良い生活になりますからね。
家族のことを想い、家を考えることで魂が宿る
―そこまで話し合い家族の生活を考えるとなると、まかせっきりの家づくりではなく愛着が湧くでしょうね。
その愛着の気持ちがとても大事なんですよ。家族の生活スタイルを元にし、変容していくステージに伴いデザインを考慮する。色々なことを想像しますよね。そして家族を想う愛情を改めて感じるんですよ。それは家への試行錯誤という形で跳ね返ってきます。住まわれる家族のお子様にねじを回してもらうこともしているんですよ。もちろん施工者の判断の元にご家族の方にも参加してもらう機会を設けています。ご自分たちの住む家ですからね。家づくりは建築屋にまかせっきりになった世情ですが、意見を出し合い願いが入っている家です。参加し介入できる家づくりをしたいですね。そして我々はいつも住居者と二人三脚です。
―想いが吹き込まれた家づくりなんですね。とても幸せな家です!
苦い話もはっきり助言“その憧れを現実にする為には?”
そんな温かな構築計画でも、ヒアリング時に現実的な金銭面についても意見をしますよ。一生の一度の大きな買い物ということでやはり夢や願望があります。いくら大きな予算を設定しても我に返ると果たされない無謀な計画の時があるんですよね。夢を持つことと憧れを持つことは違います。願望のみで終わることは夢で終止しますが、具体化したものに基づき仕掛けていくことは現実になります。だから夢物語で構築して終わるのではなく、建築後その先も持続できる憧れを目指すのです。私たちは、ヒアリングの段階で非現実的と感じればはっきり申し上げます。専門知識に加えて数知れない多くの経験で培ったものでもあります。実際に、『資金面が現実的に無理では?』と正直に伝えたお客様が、計画を改めて戻ってきたことがありますよ。また、土地探しに関しても同様です。我々は不動産屋ではありません。あくまで工務店です。だからフラットな立場から、お客様が所有している又は所有を希望する土地の評価等をして差し上げます。全てはお客様に不利益が起こらないようにすることを目的としています。
100年先も引き継がれる家、真の健康を考える
―最後に、家も人も健康を配慮しているとはどのようなことでしょう?
自然に笑顔が溢れる家はまず心の健康に繋がりますよね。そして住居に漂う空気は、人でいうと血液と考えています。マイナスイオン装置を施したり、日当たりなど遮光性や風向を計算して空気の流れに配慮しています。元来人間は自然界のものですから自然を基軸としています。古いお寺は何百年も建立していますよね。それくらい害となる物資を用いず健康的でいられる資材や設計をしているんです。わたしは代々引き継ぐことを想定とした家にしたいんです。だから家自体にも住居者にも、自然の力を借り共存し100年にも負けず健康で居続けることを目指しています。
【取材後記】
住宅をあまり好きではなかった社長が、今やとことん掘り下げて考える、面白くもあり好きだからこそ成せる仕事なのだと感じました。業務ではない、信念がないと決してできない広く深い想いがあります。はっきりと意見してくれる人物像からも信頼できる相手だと受け取るのでしょう、上辺だけでなく長く付き合えると思い、住居者も誠意をもって家づくりに姿勢を見せるのだと思います。大きな賞賛の証でもある、建築同業者自らの住まいに選ばれることに納得しました。
【今回のKENTOな人
株式会社 国松工務店 代表取締役 伊藤 孝修
【今回のKENTOな会社】
会社名:株式会社 国松工務店  http://www.kunimatsu.info/
所在地:愛知県名古屋市中川区好本町2‐19
事業内容:一般建設業(土木・建築・とび土木一式工事) 一級建築士事務所
有資格者:一級建築施工管理技士 二級土木施工管理技士 インテリアプランナー
従業員:10名

KENT図鑑一覧

BIM